新築やリフォームのときには暖房の取り方の選択肢の一つとしてすっかり定着した感のある床暖房ですが、
電気代はどれくらいかかるのかという事は気になるポイントの一つです。
つけっぱなしのほうがお得という話も聞こえてきますし、安全面も踏まえて詳しく見ていきましょう。
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床暖房はつけっぱなしで良い?
床暖房を使用する時に電気代がかかるポイントとなるのは、
スイッチを入れてから冷えた部屋が暖まるまでの最初のスタートダッシュの時です。
節約するつもりでオンオフを何度も繰り返していると逆に電気代がかかり、
つけたままにしている時の電気代よりも高額な請求になってしまう可能性もあるため注意が必要となります。
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節電するコツ
節電するための上手なコツは、スイッチを一度入れたら暖房を終了する時点までそのままつけっぱなしにしておくということですから、
床暖房のスイッチを入れるのは一日に一度だけということが理想的なのでなるべく一度で済むような工夫をしてみましょう。
自由なメモ
室温に応じて自動で温度を調節してくれる機能のついた床暖房もあり、
電気代節約のことを考えれば初期の費用はかかってもトータルではお得ということになります。
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24時間つけっぱなしにした時の電気代は?
床暖房はすぐに部屋を暖めることはできないため、部屋が完全に暖まるまでに2,3日かかるものといわれています。
個人的に確認した人のデータによると
- 床暖房立ち上げ初日の電気料金は900円/日
- 2日目は630円/日
- 3日目以降は概ね1日の電気料金は500円/日
となります。
床暖房が家を温めるには約2日かかる事と床暖房が立ち上げ中である2日間は、
立ち上げ後(室温19℃→26℃)に安定している状態の2日間と比べて約1.5倍(外気温や設定温度により異なる)の電気代が必要になることが確認されているのです。
つまり2日間より長く家を空ける場合は床暖房を停止した方が電気代はお得ということになります。
24時間つけっぱなしの場合は時間帯別電気料金を活用し、
電気代の安い深夜の設定温度高くして日中の設定温度は下げればさらに電気代を安くすることも可能です。
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つけっぱなしでの火事の危険性は?
いくつかのメーカーの床暖房で火災事故が起きているという事実があり、つけっぱなしは危険なのではというイメージもありますが、
火災事故を起こしたメーカーの床暖房は欠陥製品であり製造上の欠陥をメーカーが認めているケースに限られています。
床暖房では床を温めるために大きな電流が長時間流れるため、
電子部品の絶縁性能などが基準に達していない場合には劣化のダメージにより性能を維持できずに、
接合部分の異常加熱を起こし発火事故へとつながるのです。
ほとんどのメーカーはしっかりとした安全テストをして耐久性を確認したうえで販売していますから、
火事の心配は基本的にはしなくもて良いでしょう。
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まとめ
「床暖房は立ち上がりに電力を消費するのでつけっぱなしにしたほうが電気代がお得です」と
営業の人が客に対して話している事実から、つけっぱなしがお得説は本当であることは間違いないようですから、
時間帯別電気料金を活用するなどの工夫を重ねてさらにお得を目指しましょう。