部屋の空気を暖める力が強く人気のある暖房器具の一つでも有るガスファンヒーターですが、
使い続けていると異臭を放つようになる事もあります。
快適にガスファンヒーターを使い続けるなら、何故異臭を放つようになるのかの原因と、その対処法を理解しておくべきです。
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目次
ガスファンヒーターが臭い原因は?
ガスファンヒーターから臭いが発生する原因は大きくわけて3つあります。
一つはホコリなどの汚れが溜まることと、もう一つは石油成分を吸い込んだこと、最後にガス漏れです。
ホコリなどの汚れが溜まること
ガスファンヒーターは室内の空気を吸い込み、暖めてから室内へ吐き出すと言う仕組みをしています。
なので稼働させている間は空気だけではなく、空気中を漂うホコリやハウスダストも吸い込んでしまうことは避けられません。
長期間使用し続けていると内部にそうした汚れが溜まってしまいます。
それが温風とともに排出されればホコリ臭さやタバコ臭さがするようになりますし、
燃焼部に入ればホコリが燃えて焦げた臭いを出す原因になるでしょう。
石油成分を吸い込んだこと
ホコリを吸い込まなくても、石油系の成分を含む空気をガスファンヒーターが吸い込むと、内部で化学反応を起こしてしまいます。
ガスファンヒーターのある部屋でマニキュアや灯油を使ったりこぼしたり、シンナーやベンジンを使った洗浄剤を使ってしまうと、
それ以降ガスファンヒーターを使うごとに、石油臭さが漂うようになってしまうでしょう。
ガス漏れ
最後のガス漏れですが、これはガスホースの接続が上手くいっていなかったりホースに穴が空いていたりと言った、
ホースの問題が原因で起こることが多いです。
ホースに何の問題もないのにガス臭さが発生し続けるようであれば、不完全燃焼の疑いがあります。
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ガスファンヒーターが臭い場合の対処法
では、上記の原因で臭いにおいが発生する場合、どのように対処したら良いかをご紹介します。
ホコリなどの汚れが溜まること
ホコリやハウスダストが原因の場合はまずフィルターを掃除し、それでも臭いがするなら分解清掃を行う必要があります。
フロントパネルやカバーを外し、吹出口や燃焼部の入り口、ファンに付いているホコリをエアダスターやブラシで取れば、
ホコリ臭さや焦げ臭さはしなくなるはずです。
ただし、キッチン近くで使用していたり、ファンヒーターのある部屋で喫煙していたりすると、
油やタバコのヤニによって頑固な汚れになり、エアダスターやブラシ以外の清掃方法が必要になる事もあります。
石油成分を吸い込んだこと
石油成分を吸い込んでしまった場合、できる対処法はほぼありません。
臭いを我慢して数日使い続ければ、一応臭いはしなくなります。
逆に言えば数日間我慢を続ける必要がありますし、石油系の成分を含む物があれば何時まで経っても臭いは消えません。
ガスファンヒーターを使う部屋では、ベンジンやシンナーが含まれる製品は使わないようにするのが一番でしょう。
ガス漏れ
ガスについてはガス臭さに気付き次第ヒーターを止め、
- ホースがヒーターと壁にしっかり接続されているか
- ホースの途中に亀裂や穴がないか
をチェックするべきです。
接続が緩んでいるなら接続しなおし、ホースが劣化していたら買い替えて交換しましょう。
それでも臭いがする場合はヒーター自体の劣化で不完全燃焼をしている可能性が高いので、自力で直すことは諦めて修理業者に見てもらうべきです。
まとめ
ガスファンヒーターから臭いがする原因は3つにわけられますが、それぞれが異なる臭いを出すので、
注意深く臭いを嗅げばある程度原因を特定できます。
異臭がした場合はその臭いが
- ホコリやヤニや焦げ臭さなのか
- 石油っぽい臭さなのか
- ガスの臭いなのか
によって適切に対処方法を選べば、ある程度臭いの問題は解決できるでしょう。