夏の電気代を考える上でクーラーと扇風機にはどのくらいの違いがあるのかというのが疑問になることがあるでしょう。
この記事ではクーラーと扇風機の電気代について計算して比較した上で、電気代の節約方法について紹介します。
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クーラーの電気代は?
家電製品の電気代は消費電力と使用時間をかけたものに、電気代をかけることで計算できます。
仮に1kwあたり28円の電気料金として1日あたりクーラーを12時間動かしたときにどのくらいの電気代がかかるのかを計算してみましょう。
最近ではクーラーも省エネになってきて消費電力も機種によって大差があります。
典型例として700Wの消費電力だったとすると、
700x12x28/1000=235.2円
が1日あたりの電気代です。
1か月を30日として毎日使用したとすると、1か月あたりの電気代は7,056円です。
扇風機の電気代は?
扇風機の場合にもクーラーと同じような条件で計算してみましょう。
扇風機の消費電力は20W~60Wくらいが一般的です。
「中」の出力が30Wくらいのことが多いので、30Wで計算をしてみます。
すると扇風機の電気代は1日あたり
30x12x28/1000=10.08円
と計算され、1か月あたりでは302.4円です。
クーラーの電気代と比較すると1日分で扇風機を23日以上も動かせることがわかります。
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夏の電気代を節約する方法は?
このような計算結果に基づくと、クーラーをやめて扇風機を使えば23分の1以下に電気代を抑えられます。
しかし、扇風機だけでは暑くて快適な生活を送るのは難しいでしょう。
クーラーと扇風機の併用
より効果的なのは扇風機をクーラーと併用する方法です。
クーラーによる冷却効果は部屋全体に均一に行き渡るわけではありません。
扇風機で風を動かすことにより冷却効率が向上し、クーラーが停止する時間が長くなります。
クーラーの23分の1以下しか電気代がかからないので、
扇風機で冷却効率を上げた結果として30分少々運転時間が短くなれば安上がりになります。
実際には不均一性の影響で過剰にクーラーが動いているケースは多く、このくらいの時間の節約は比較的簡単にできます。
ココがおすすめ
このような目的なら扇風機よりもサーキュレーターが適しています。
扇風機よりも少ない消費電力で空気を循環させることができるので、さらに電気代を抑えられるでしょう。
まとめ
クーラーと扇風機の電気代には23倍以上もの開きがあり、
快適に夏場をしのぎつつ節約もするためにはクーラーの稼働時間を減らすのが効果的です。
設定温度を下げ、扇風機かサーキュレーターを動かして冷却効率を上げましょう。