エアコンをスマホで遠隔操作できます!
エアコンには除湿機能があります。
この除湿機能は、冷房や暖房とは異なった機能として存在し、何気なく使用している機能です。
しかし、その仕組みや電気代、使い分けについて知っている方は意外と多くはありません。
そこで今回、これらの話題についてまとめました。
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エアコンの除湿の仕組みは?
エアコンの除湿の仕組みは、二つあります。
それは、
- 弱冷房除湿
- 再熱除湿
です。
弱冷房除湿
弱冷房除湿は、部屋の空気を吸い込んだら熱交換器で空気の温度を下げて、水分を取り出し、そのまま部屋に戻すという仕組みで、
除湿とともに若干冷たくなった空気を放出するという仕組みで動いています。
熱除湿
一方再熱除湿は、弱冷房除湿同様に、空気を吸い込んで空気の温度を下げてから水分を取り出すというところまでは共通した仕組みです。
ここから更にその冷えて湿度の下がった空気を加熱して部屋の空気と同じ温度に戻してから部屋へ放出するため、
冷たくない乾いた空気が出てくるというものになります。
基本的な仕組みは両者とも共通していますが、途中からの仕組みが若干異なるのです。
この違いは電気料金や求められるシチュエーションによっても差が出てきます。
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除湿の電気代は?
気になる除湿の電気代は、1時間当たりの電気代に換算すると
弱冷房除湿が約4.5円
再熱除湿が約16.3円
です。
基準として通常の冷房が約12円になります。
同じ除湿であっても再熱除湿は、空気を加熱するために電気が必要になることから電気代が冷房よりも高くなるという結果です。
計算方法は
それぞれの計算方法として、消費電力をもとにした算出を行いました。
消費電力を示すと、
- 弱冷房除湿は180W
- 再熱除湿は652W
- 冷房は480W
です。
これを1時間あたりの電気料金の基準額である27円/kWhでかけるとそれぞれを金額が算出できます。
もし電気代が気になるようでしたら、冒頭で紹介した金額に運転時間をかけることによっておおよその費用を算出することが可能です。
消費電力や電気料金の基準額はお使いのエアコンや契約によって異なりますのであくまで目安となります。
冷房と除湿の使い分けは?
使い分けは、
湿度を下げるのであれば除湿
温度を下げるのであれば冷房
です。
雨の日など気温は高くないものの、ムシムシした不快感があれば除湿が良いですし、
とにかく気温が高い場合は冷房がおすすめと言えます。
また、除湿の中でも
じめじめしていて何となく暑い場合は弱冷房除湿
じめじめした不快感があるけど寒さも感じる場合は再熱除湿
がおすすめの方法です。
その日のコンディションや気温によって除湿、冷房を使い分けますが、
湿度が高い場合は体感温度によって弱冷房除湿や臍窩熱除湿を使い分けることで、より快適な室内の温度を確保することが可能になります。
このように効率よく使い分けることで、不快感の改善だけでなく電気代の節約など経済的なメリットを享受することもできるのです。
おすすめのエアコン
日立 白くまくん
シンプルな作りでコストパフォーマンス良いです。
安くてシンプルなものが欲しい人におすすめです。
パナソニック エオリア
消費電力が少ないのが特徴です。
節電したい方におすすめです。
ダイキン
コンパクトな設計になっているのが特徴で、
狭いスペースに置きたい方におすすめです。
まとめ
除湿機能は、温度を下げて湿度を取った状態そのままに放出する弱冷房除湿と冷たくなった乾いた風を加熱して放出する再熱除湿があります。
電気代の面では弱冷房除湿の3倍程度の費用がかかるのが再熱除湿です。
しかし、気温は高くないけど湿度を下げたいという時に最適な機能と言えます。
場面や体感温度によってこれらの除湿を使い分けていきましょう。