巷で見かける空気清浄機を見て、本当に効果があるのかと言った疑問や窓を開ければ済むのではと考える方が意外と多くいます。
しかし、窓を開ければ煤煙が入り込んだり、周囲のニオイが室内に入り込んでも来ます。
そんな状態で活躍するのが空気清浄機です。
この空気清浄機の仕組みや効果についてお話ししていきます。
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空気清浄機の仕組み
空気清浄機の仕組みは一言で言うと空気を吸い込んでフィルターで汚れなどを取り除き、清浄な空気を放出するというものです。
ただ、このフィルターにもいくつかの方式があり代表的なものとしてファン方式と電気集塵(じん)方式の二つがあります。
ファン方式
ファン方式は冒頭でお話ししたフィルターで汚れをろ過して除去するという仕組みで、
構造がシンプルなためコンパクトなモデルにすることができるというのがメリットです。
一方、使用するにつれてフィルターの目詰まりを起こすため、こまめなフィルター交換や清掃を行わないと性能が落ちるという弱点があります。
電気集塵方式
電気集塵方式は電気で汚れをひきつけ集め、フィルターでこす方式です。
最初に汚れやほこりにプラスの電気を与え、プラスの電気を帯電させた状態にします。
その状態でマイナスの電気を帯びたフィルターへ引き付けることで汚れやほこりを吸着させて除去するのです。
この方式は高い清浄能力や目詰まりしにくいというメリットがあります。
ただ、大型化しやすいというのが弱点です。
このような仕組みで空気清浄を行っています。
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空気清浄機は意味ない?
空気清浄機は意味がないのではないかという意見もありますが、ちゃんとした効果があります。
その理由はフィルターが高性能という点です。
多くの主要メーカーが開発している空気清浄機はフィルターの力で0.3μmの粒子を99.7%除去できるとされており、
この高性能フィルターを通すことで空気が正常になるという効果が得られます。
そのため生活臭を放つ粒子をキャッチしニオイをやわらげる効果も期待できます。
タバコには効果がない場合もある
たばこのニオイは粒子が細かすぎるためフィルターを通過してしまい効果が得られない場合もあります。
それに加えてタバコに含まれる比較的大きな粒子はフィルターにニオイを吸着させてしまうという性質を持っているため、
空気清浄機の効果を減らしてしまうことも少なくありません。
つまり、空気清浄機は基本的に多くのニオイや汚れに効果がありますがタバコの煙やニオイとは相性が悪く、
効果が期待できないばかりか空気清浄機の性能を下げてしまうというネガティブな関係なのです。
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空気清浄機の置き場所
空気清浄機は置く場所によっても効果が変わる場合があります。
空気が循環している玄関や部屋の入り口やエアコンの吹き出し口近くに置くと、
部屋全体に空気が循環し効果が向上するのでオススメです。
フィルターに注意
空気清浄機を購入からそのまま放置している方も多くいますが、それでは効果が薄れてきます。
フィルターを定期的に清掃したり、新しいものと交換することで効果が維持されますから、こまめにチェックするのも効果の向上にオススメです。
おすすめの空気清浄機
シャープ
プラズマクラスターが搭載されたシャープの加湿機能付きの空気清浄機です。
空気清浄機の中で人気が高く、どれを購入しようか迷っている方におすすめしたい商品です。
パナソニック
パナソニックのナノイーXを搭載した加湿機能付きの空気清浄機です。
ナノイーXで日本の主要花粉を無力化します。
花粉やアレルギーに敏感な方におすすめです。
ダイソン
空気清浄機付きのファンヒーターです。
夏は扇風機、冬はファンヒータとして使うことができます。
多機能な空気清浄機が欲しい方におすすめです。
まとめ
空気清浄機はフィルターで汚れやニオイの粒子をキャッチしきれいな空気を拡散してくれる機器です。
このフィルターは単独で機能するものと電気を帯電させて電気で引き付けてキャッチするものがあります。
そんな空気清浄機ですが、たばこのニオイには対応できない場合が多く注意が必要です。
また、定期的にフィルターを清掃したり交換することで機能が維持でき、玄関や部屋の入り口やエアコンの吹き出し口近くに置くと効果が増します。