冷え性の方にとって足元の冷えは悩みのタネですが、床暖房があればそんな悩みも解消されます。
しかし床暖房の設置するのにも使い続けるのにもお金がかかります。
床暖房には
- 温水式
- 電気式
と2つのタイプがあります。
実際に温水式と電気式のそれぞれで、どれくらいの費用がかかるのかを見てみましょう。
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温水式
温水式は文字通りお湯を循環させることで床を温めるタイプの床暖房になります。
低温やけどをする心配が少なく、温まるのも早いのがメリットです。
設置費用
温水式床暖房を設置する場合、
既存の床の上に設置する重ね張り・直張りと言われる施工方法と
一度床を剥がして下地から交換する張替えの方法があります。
- 重ね張り・直張りなら1畳につき約6万から8万円程度
- 張替えを選ぶなら、1畳につき設置用は8万から11万円程度
かかります。
ただし温水式の場合は循環させる温水を作るために給湯器の設置も必要になり、それに約20万から25万円の費用が別途かかります。
リフォーム期間
リフォーム期間ですが直張りなら工事の手間が少ないのでリフォームに必要な日数も比較的短く、
給湯器の設置を含めても2日あれば設置は完了するでしょう。
張替えの場合は床を剥がして作り直す形になるのでその分リフォームにも時間がかかり、4日ほどはかかります。
配管の手間があるので範囲が広くなればなるほどリフォーム期間も長くなり、一軒家の床を全部張り替える場合、1週間近くかかることもあるでしょう。
光熱費
光熱費に関しては毎日使用し続けても月に4000円前後とそこまで高くありません。
ランニングコストの易さも温水式のメリットと言えます。
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電気式
電気式はパネルに組み込まれた電熱線に電気を通すことで発熱させ、床を温めるタイプの床暖房です。
電気式も直張りと張替えの施工方法があり、管を設置する必要がない分パネルヒーター自体が薄いので、
直張りでも段差が小さく気になりにくい点はメリットでしょう。
設置費用
- 設置費用は直張りの場合、1畳につき約5万から7万円程度
- 張替えを行う場合でも1畳につき約7万から10万円程度
になります。
パネルヒーター以外の設備も必要ありませんし、設置するための費用はかなり安くなります。
リフォーム期間
配管と熱源の設置工事を行う必要がないのでその分リフォーム期間も短く、
広さにもよりますが直張りなら1日でリフォームが終わることも少なくありません。
張替えでも大体2・3日で設置が完了しますし、一軒家の床を全体的に張替えたい場合でも5日程度で終るでしょう。
光熱費
光熱費はやや高めなのが難点で、リビングルームで毎日使い続ければ1ヶ月で7000円程度かかります。
ですが設置費用が温水式よりも大きく抑えられるので、
設置費用とランニングコストを合わせた、床暖房に掛かった費用総額が温水式より高額になるには、非常に長い年月がかかるでしょう。
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まとめ
床暖房はリフォーム期間の短さや設置費用の安さなら電気式、ランニングコストの安さなら温水式が有利になります。
長期間使用し続けるなら最終的には温水式のほうが総コストを抑えられますが、
暖房なので使用期間が1年で3・4ヶ月程度ですし、1ヶ月での光熱費の差額も3000円程度です。
設置費用の総額が数十万円違うことを考えるとペイするまでにとても長い時間が掛かるので、電気式も悪い選択肢ではありません。