冬の生活に欠かせない道具といえば、なんと言っても暖房器具でしょう。
灯油ストーブは昔から人気がある暖房器具ですが臭いが気になるという方も多く、最近では灯油臭さのない電気ストーブも人気です。
しかし電気ストーブは、部屋全体を暖めるには不向きという声もあります。
本当に電気ストーブで部屋を暖めることは出来ないのか、部屋全体を暖めたいなら何をするべきか調べてみました。
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電気ストーブで部屋全体を暖めることは可能?
結論から言えば、電気ストーブで部屋全体を暖めること自体は可能です。
ですが、とても効率が悪いと言わざるを得ません。
電気ストーブで部屋全体を暖める
電気ストーブは原理的にはトースターと似た仕組みであり、距離が離れれば離れるほど、急激に暖かさが失われてしまいます。
それでも1500W以上の全力で使用していれば5・6畳ほどの部屋でも部屋全体を多少は暖めることが出来るでしょう。
それ以上に広い部屋でも、2台ほど部屋の対極に置いて使えば、一応は全体的に暖かさを感じることができるはずです。
ですがそれだとストーブの前は熱いのに、ストーブから離れた位置に移動すると肌寒くなってしまいます。
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電気ストーブの効果的な使い方
電気ストーブを使うなら低めの出力にして座る場所の近くに置いたり、
部屋を暖めるのに時間がかかる暖房器具を使う時に、部屋が温まるまでの繋ぎとして使うといいでしょう。
電気ストーブで部屋全体を暖めるのは非常に非効率的ですし、
全力で稼働させ続ける必要があるのでストーブ自体の寿命も縮め、故障や火事に繋がりやすくなってしまいます。
部屋全体を暖めたい場合には、電気ストーブ以外の暖房器具を使うべきでしょう。
なるべくお金をかけずに室内を温める方法
できるだけ節約して部屋全体を暖めたい場合、暖房器具の前に部屋の準備が必要です。
窓ガラス
まずは熱を一番逃しやすいガラス窓には、
引っ越しや商品の梱包に使われる気泡緩衝材、いわゆるプチプチを貼って、空気の層を作りましょう。
カーテン
窓ガラスで対策をした上で厚手のカーテンを掛ければ熱が逃げにくく、効率的に暖まりやすい部屋になります。
冷気の侵入を防ぐカーテンもあります。
エアコン
ではファンヒーターや床暖房など数多の暖房器具の中から何を選ぶべきかとなると、一番効率がいいのはエアコンです。
エアコンを暖房に使うと高く付くと言われますが、これは元の気温と設定温度の差が冷房時よりも大きいのが原因になります。
寒い状態から設定温度まで上げる間は電力消費が激しいですが、
一度設定温度まで上がってしまえばその温度を維持するだけなので消費電力も大きく下がります。
長時間部屋を暖めるならエアコンが一番コストパフォーマンスに優れています。
ココに注意
ただし古い形式のエアコンや、長い間掃除していないエアコンだと暖房効率が下がり、
省エネと言われていても高く付くこともあるでしょう。
ガスファンヒーター
エアコン以外の暖房器具ではガスファンヒーターが比較的高燃費です。
空気が悪くなりやすく、換気が必要になるデメリットはありますが、
エアコンでの暖房に難がある場合にはガスファンヒーターが良いでしょう。
カセットガスで動くガスファンヒーターもあるので、おすすめです。
おすすめの電気ストーブ
アイリスオーヤマ
シンプルな電気ストーブでコストパフォーマンスに優れています。
シンプルで安いものが欲しい方にはおすすめです。
山善
足元を温めるのに特化した電気ストーブです。
足先を中心温めたい方におすすめです。
コロナ
縦型の電気ストーブで広範囲を温めたいかたにおすすめです。
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まとめ
電気ストーブは即座に暖かくなりますが、部屋全体を暖めるのには不向きの暖房器具なので、補助的な部分暖房として使用しましょう。
部屋全体を暖めたい場合にはエアコンが一番安く暖めることができますが、ガスファンヒーターもコストパフォーマンスは良いです。
掃除しないと電気代が高くなるエアコンと、空気が悪くなるガスファンヒーター、暖房器具はデメリットを踏まえた上でどちらを使うか考えましょう。