家電で消費電力が大きい物と言えば、テレビとともに挙げられるのがエアコンです。
このエアコンも多くの家電と同じようにコンセントを抜くと節電できます。
今回このエアコンのコンセントを抜くことの注意点や具体的な節約できる電気料金について紹介し、まとめました。
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エアコンのコンセントの抜く時の注意点
エアコンは安易に他の家電と同じ感覚でコンセントを抜いてしまうと故障などの思わぬリスクが発生します。
そういったリスクを回避するため、注意点として再びコンセントをさした後、電源を入れるまでに最低7~8時間以上を置くということです。
通常の家電であればコンセントを抜く時も入れる時も特に気にすることはありません。
エアコンの場合も強いて注意点を挙げればコンセントを抜く時に自動の掃除機能が動いていないか程度で済みます。
しかし、エアコンの本当の注意点は先ほどもお話しした通り、コンセントを再び入れた時です。
コンセントを入れてすぐに動かすと、エアコンが故障する可能性が出てきます。
時間を置く理由
その理由として、エアコンはコンセントが入っている間中、
機器の内部に入っている潤滑油を温め続け、油の粘り気を維持していることが挙げられます。
仮にコンセントを抜いてしまうと、この油の粘り気が維持できなくなり、適切な粘り気が失われるのです。
これだけであれば問題ありませんが、この状態から急にエアコンのコンセントを入れて電源スイッチを入れた場合どうなるでしょうか。
硬くなった潤滑油が機器の内部に行き渡らずコンプレッサーに大変な負担がかかります。
これが故障の原因になるのです。
コンプレッサーは冷風や温風を作り出す重要な部分なので、
ここに十分な潤滑油が回らないと徐々に負荷がかかり故障するか、気温によってはすぐに故障します。
こういった理由からコンセントを入れてから最低7~8時間かけて潤滑油を暖め、適切な粘り気になった状態からエアコンを動かす必要があるのです。
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エアコンのコンセントを抜くことで節約できる電気代
節約できる電気代は半年で280円程度です。
機種にもよりますが多くの場合はこの程度に節約になります。
計算方法
内訳としては、1時間あたり2.4Wの消費電力がかかり、これを24時間、180日使わないと計算すると10.4kWhの電力が浮きます。
これを電力会社によって異なりますが、1kWhあたりの電気料金を、
全国家庭電気製品公正取引協議会で定めている1kWh単価 27.0円で計算すると280.8円分節電できます。
コンセントを入れる際に注意が必要ですが、コンセントを抜くだけの手間でこれだけ節約が可能です。
ただ、ややおっちょこちょいの方は故障のリスクを考えると代償が大きいという見方もできます。
なので付箋やメモで書いておくのがおすすめです。
まとめ
エアコンのコンセントを抜くと280円程度の節電になります。
これは大きな節約効果ですが、コンセントを入れるたあと時間を置かないと故障の原因になりますから、
抜いた後より、入れる際には細心の注意を払って動かすことを強くおすすめします。