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エアコンを自宅などに設置するにあたって必ず行う作業がエアコンの真空引きです。
この作業はとても重要なのですが、その言葉の意味やどういった作業なのかを知る方は専門家以外多くはありません。
そこで今回この真空引きとはどんな作業で、どのようにして行うのかについてお話ししていきます。
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エアコンの真空引きとは
エアコンの真空引きとはエアコンの室外機と室内機を結ぶ配管を真空にする作業です。
配管は、内部の空気や水分をなくすことで効率的なエアコンの動作を助けます。
そのためエアコン本来の性能を引き出すためには重要な作業なのです。
逆に真空引きを行わず配管内に水分や空気が残っているとエアコンの不調をきたすことも多く、時にエアコンの破損につながることさえあります。
エアパージと呼ばれるこの作業ですが、なぜ破損や不調につながるかをもう少し深く解説していきます。
真空引きする理由
エアコンの配管はもともと、冷媒ガス(R410A)とオイルのみが循環できるように設計されています。
そのため、空気やオイルと相性の悪い水分が含まれていると、エアコンを作動させた際に室外機から冷媒ガスが循環されてきたタイミングで、
配管内に残った空気中の水分が凍り、冷媒回路を塞いでしまうことがあります。
この現象が起こると「冷えない」「温まらない」などの不具合が起きエアコン本来の性能が引き出せません。
更にそれを放置すると凍った不純物が配管の内部を傷つけ、圧縮機の故障や漏電など深刻なエアコンの不具合を引き起こしてしまうのです。
こういったトラブルを回避するために配管の中を真空にして、
エアコン本来の冷媒ガス(R410A)とオイルのみが循環できる環境を作り出すのが真空引きと呼ばれる作業なのです。
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真空引きのやり方!時間は?
エアコンの真空引きは
真空ポンプ(できれば電動式)
真空ゲージ(ゲージマニホールド、配管内の真空度を計る道具)
を用意することからスタートします。
手順
- まず室外機へ行き、真空ポンプを設置しサービスポートという注入口のナットを緩めて取り外します。
- このサービスポートへ真空ポンプを接続し、真空ポンプの電源を入れると真空引きがスタートします。
- このタイミングでで真空ゲージをゼロに合わせ、配管内の真空引きの状況を把握していきます。
- ゲージの目標数値は−0.1をめざします−0.1まで届かない場合は-0.092から-00.93くらいでも配管内が真空に近くなります。
- 0の方向へ針が動いてしまう場合は漏れの可能性があり設置(接続部の締めが甘いか、きついかなど)を再度チェックしましょう。
- 15分程度で完了しますから、ゲージが目標値に達したら気密試験を行います。
- この作業は簡単で、ポンプを停止して15分程度待ち、ゲージの数字が変わらないか見るだけです。
- 数値に変動がある場合はもう一度操作を行います。
- 再度機密試験を行い問題なければ完了です。
不安ならプロに頼もう
エアコンにとって真空引きはとても重要な作業です。
真空引きに失敗したり、できたと思ってもしっかりできていないこともあり、エアコンの故障に繋がります。
故障しては元も子もありませんので、少しでも不安のある方は専門家に依頼することをおすすめします。
おすすめはテイクサービスという業者です。
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他社と比較しても安いため、一度無料見積もりをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
エアコンの真空引きはエアコンの取り付けを行う上でとても重要な作業です。
しかし、その作業もしっかりとした手順を踏めば、専門家でなくとも行うことができるということを今回お話ししました。
基本的に専門家に依頼するのが確実ですが、もし様々な事情で自分が設置する必要がある場合は、自己責任になってしまうという点があるものの、
慎重にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。